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今日のお仕事はメディア変換。
ベータマチックのテープをDVDに変換する。
御注文は、神社のアーカイヴとして保存したいので出来るだけ美しくしてほしいとの事でした。
まずプロとしてテープのチェックをしました。
プロテクトカバー(テープの蓋)を起してテープの状態の確認から始める。
進行方向に傷は無いか?また、ワカメになっていないか?カビはないか?それぞれ確認する。
ここで問題が無ければ、テープ走行の安定のため早送りとリワインドでテープを吹かします。
この動作は非常に重要で、トラッキングマージンの確保とジッターの低減につながります。
キャプチャーしながら映像を確認します。
昭和52年の記録ビデオということで、経年変化による信号劣化があるようだ!
冒頭、所々にドロップアウトが見られるし音声はLch側が抜けている。
が、業務用のカメラでの撮影映像なのでパソコンのフィルターを駆使することでかなりの改善が望めそうだ。
今回はキャプチャー時に業務用TBCを使用しました。
ここで輝度と色相をベクトルスコープで調整しました。
(この時点でかなり映像の修復が出来ます)
パソコンではエッジの鈍りを細かく修正しカラー信号を再度調整しました。
オーディオフィルターでレベル調整、イコライジング調整、パンポットバランスを左右均等に振り分けモノラルにしました。
修復を終えたタイムラインデータを、もう一度AVIファイルに変換してDVDライティングソフトでDVD-Rに焼き上げます。
今朝からやっと1枚が完成しました。
修復に7時間、焼き上げに4時間30分、もとのテープは55分でした。
通常のダビングなら1時間で終了するのですが、修復となると結構手間隙掛るお仕事です。
まだこれからDVDの最終チェック(アシスタントが担当します)とレーベルデザイン&ジャケットケースの制作と、もう少し時間が掛かりますがこれらは明日にします。
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