礼節。

武道は先ず礼に始まり礼に終る。

角界の親方が部屋の弟子をかわいがりで死亡させてしまうという惨たらしい事件が世間マスコミを賑わせている。
相撲や武道などは縦の関係には厳しいものがある。
その中で礼儀は何より重んじられている。

空手では県内でも有名な某私立高校。
その部員が万引きで警察に補導されていたと、今日のテレビニュースが伝えていた。
この高校は僕の高校生の頃は悪ガキ不良の行くところと、悪いレッテルを貼られていた。
当時は喧嘩の凄味に俺の友達は某高校に居るから、俺たちに手を出せばそいつらが集団で敵討ちに来るぞ。
と言われれば手が出せないくらいのハクがあった。

それが今は進学校の仲間入りを果たし、文武両道の良い高校になったのだが・・・。

今回の事件の背景に、礼節が無くなってきたことも否めない。
体育祭でもほんの少し前なら、クラブ活動紹介の行進では背筋をピント伸ばし、堂々と行進していたのだが、近頃ではだらだらと元気も無くこれが空手部なのかと疑うほどであった。
縦の関係は一切無いらしい。
先輩後輩の気配りもまったく無い。
と、ある生徒の親からのボヤキも聞いた。

礼儀を仕込むための暴力は良くない。
かといって口頭指導だけでは限界を感じることもある。

ある熱血先生とお話しすると、最近の教師は皆板書教育。
と、嘆かれていた。
体も使い気も使う生徒たちと心の通った教育は、今の教育現場では難しくなった。
やはり教育改革はこれから本気で進めなければ、この国の未来はなくなると警鐘を鳴らしている。

僕も同感だ！

安倍内閣でやり残した課題はどうなるのだろうか？
とても心配だ！！