遠くの友

しばらくご無沙汰だった友からなつかしい便りが届いた。
僕のホームページを見て電話をかけてくれた。
元気にサラリーマンをしているとのこと。
うらやましい限りだ。

別段これといった話題はなかったが、ただなつかしさと声が聞けただけで充分だった。

彼とは高校生時代よくサボった仲間だ。
実習などは先生が見えなくなると実習棟から抜け出し早弁と昼寝。
実習データだけを真面目にやっている連中から写し取らせてもらってリポートを提出していた。
これがお笑いなのだが、真面目にやった連中よりも評価が良かった。


僕の行った高校は男子校なので、休み時間には先輩がよくシメにやってくる。
怖いのでできるだけ目立たないようにするか、相手の懐に入って可愛がってもらうしかない。
要領の良かった僕はしばらくは目立たないようにしていて、2学期頃からは体育祭のバックスタンド設営班を希望した。
20畳くらいのバックパネルに自分の科のイメージを描くグループに参加させてもらうことだ。
そうすれば、団体競技に出なくても済む。
絵には自信があったので、サンプルを提出し見事看板屋に合格。
辛い練習から逃れることができた。
このお蔭で、文化祭の小道具さんなどの役が回ってくるようになり、先輩と親しくなりいじめには遭わなかった。
本当に要領の良い僕でした。

最近の景気に対してはこの要領のよさが発揮できず苦労をしている。
ホームページを活用して営業拡大を試みるも、未だにこれといった成果は無いのだが、でも遠くにいた友が見てくれたのだからそろそろヒットの兆しか？
早くリニューアルしなければ・・・。

体調もだいぶ良くなった。

さくら咲く日が待ち遠しい！