U-maticのメディア変換

先日から、昔懐かしいU-maticのメディア変換をしている。

およそ３０年位前、ＶＨＳやベータのカセット規格が出来る前のカセットＶＴＲだ。

今でもその画質のよさには驚かされる。

しかし、経年劣化は見事に進んでいる。

再生すると、必ずヘッドが汚れてしまう。
テープのコーティングが剥離してビデオヘッドにこびりついてしまうのだ！

専用のクリーニングテープなどは無い。
しかし、僕は以前某メーカーのサービスマンをしていた。
その当時、ＶＨＳデッキの第１号機から修理を担当していたので、極秘のヘッドクリーニングの仕方を習得している。















業務用パソコンにキャプチャーしているところです。















トップカバーをはずして、いつでもヘッドクリーニングできるようにしている。















真ん中の丸い部品がシリンダーヘッド。
1800rpmで高速回転している。

大変デリケートでもある。
テープ表面のちょっとした傷でも、ヘッドを汚してしまう。

今回は、かなりしんどいメディア変換だ！

ヘッドクリーニングをしながらキャプチャーしたシーンを、それぞれ編集でつなぎ合わせる。
そしてビデオフィルターで映像の修復加工しなければならない。

厄介だが、プロとしてやりがいのあるお仕事だ。
（１本１時間のテープ→ＤＶＤ変換に、最低でも丸１日は掛かってしまう）

当分の間は、２台の機器で並行しながら効率よく作業をしよう！

きれいな映像「音絵箱」、頑張っています！

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